2016年07月号-2vol.6では、長野県上田市でNPO法人『新田の風』の理事長を務める"い内科クリニック”井益雄院長による新連載「住民主体の地域包括ケアシステム構築を目指して」vol.2と、上田薬剤師会会長の飯島康典氏による特別レポート「現地調査に基づくフランス薬局事情」をお届けします。
NPO法人『新田の風』がいかにして立ち上がっていったのか......。そのきっかけは、長野県上田市の『新田自治会』の役員になったことに遡ります。現在、全国から高い注目を集める『新田の風』のはじめの一歩は、井氏が「渋々ながら?」引き受けた自治会役員と、多くの仲間達との出会いから始まりました。
特別レポート「現地調査に基づくフランス薬局事情」は、かつてわが国でも導入が検討された参照価格制度など、ドイツと並びわが国の医療制度に大きな影響を与えてきたフランスの最新現地レポートです。今後の方向性を見るためにも、読むことが欠かせない重要報告書です。
"い内科クリニック”院長の井 益雄氏は、地域住民を柱に据えた包括ケアに取り組むNPO法人『新田の風』理事長を務める人物で、その先進・独自性は地域包括ケアシステムの1つの完成形として全国から注目を集めています。本号では、NPO法人『新田の風』の設立経緯、そして設立を決意するまでの苦労や明日に向かった熱い思いをお伝えします。
飯島康典氏は、分業先進地として全国でも名高い上田薬剤師会の会長を務める論客で、これまで日本薬剤師会常務理事、長野県薬剤師会副会長などの重職を務め、さらには熊本大学大学院薬学研究科ならびに東京理科大学大学院の講師も担っています。直近では「地域包括ケアシステム」「かかりつけ薬剤師」などの取り組みにも注目が集まっており、常に最先端を行く上田薬剤師会には全国からの視察が絶えることがなく、また行政関係者も頻繁に訪れるなど、飯島氏の行動や発言は国の施策にも大きな影響を与えています。
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