ファーマシストフロンティア

2016年07月号-3 vol.7では、城西国際大学薬学部の山村重雄教授による好評連載「世界の薬学教育の現状とこれから」と、WRSB氏による連載「働き方の処方箋」vol.２をお届けします。「世界の薬学教育の現状とこれから」では、薬剤師の能力や実力をどうやって測ればいいのか？ 薬剤師の能力向上をどのようにして評価したらよいのか？ イギリス、オーストラリア、カナダ、そして大学教育から卒後教育まで統合したコンピテンシーフレームワークを構築しているオーストラリアなど、世界の潮流からその傾向と答えを見つけます。「働き方の処方箋」では、なぜ憲法に「労働条件に関する基準は、法律でこれを定める」と明記されたのか？ わが国における労働基準法の成り立ちと、その性質を解説いたします。

山村 重雄氏は、医療薬学分野の第一人者であり、数理モデルを応用した医薬品の適正使用に関する研究や構造化方程式モデル・マルチレベルモデル・ニューラルネットワーク・ベイズネットワークなど、臨床統計学における高い実績を持った人物です。特に薬学教育に関しての造詣が深く、世界の薬学教育の現状や日本での教育、そして問題点や課題などについても多くの講演、雑誌掲載を行っています。好評を博している連載「世界の薬学教育の現状とこれから」では、世界の潮流、そしてわが国の傾向等、さまざまな視点から解説と提言を行います。 

WRSB氏は労働基準法に関するキャリアで、労務全般に関して専門家ならではの知識と実体験を持つスペシャリストです。働く側の権利、雇用する側の権利や、そこで起こる問題などについて、実例や専門家から見た法的解釈などについて解説します。本号では、労働基準法の位置付けや特徴、その成り立ちなど、雇用する側、される側の双方が知っておかねばならない知識をお伝えします。