新連載「OTC医薬品トリビア論~まちの科学者への道」
「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」の季節ですね。
私は「色気より食い気」なので、初鰹しか興味がありませんが…。初鰹に、キリッと冷えた辛口の日本酒…とても相性の良い組み合わせです。
さて、このたび"まちの薬局”で役立ちそうな"トリビア”等を毎月少しずつ、紹介させていただくことになりました。健康相談や公衆衛生に関する相談、まちの科学者として、店頭でお役にたてるようなことが提案できればと思っています。
最初のテーマは『消毒』についてです。
『消毒』第1回目は、薬学生に質問や説明をすると、必ずと言っていいほどたくさんの「へぇー」(死語でしょうか?)を獲得できる話しから紹介していきたいと思います。
最近は、"消毒用アルコール”を元に作られた商品がよく販売されています。
かわいいパッケージでフレーバー付きのジェル状の消毒用アルコールがよく雑貨屋さんなどで見られますし、女子学生やOLさん、主婦の方のバックにもラバー製のストラップでぶら下がっているのを良く目にします。私も旅行の際には必ず携帯しています。
ズボラな私でさえ、携帯用の消毒ジェルを携帯しているのですから、「日本人はつくづくキレイ好きな人種なんだなぁ」と感じます。
薬局でも、消毒用アルコールをお求めになる方が多くいらっしゃいます。そこで今回は、『消毒用エタノール』に関する"トリビア”をご紹介します。
『消毒用エタノール』には、安価な商品とそうではない商品があります。だいたい400円程度の差額です。この価格差の理由をご存知でしょうか?
ヒントは、どちらも『第3類医薬品』ですが、安価な方は添加物としてイソプロパノール(イソプロピルアルコール)を含有しています。
読者コメント