コラム「診察室に風」予告
Webマガジン「ファーマシストフロンティア」配信休止によせて
NPO法人「新田の風」理事長・い内科クリニック院長 井 益雄
Webマガジン「ファーマシストフロンティア」休刊の報をお聞きし残念ではありますが、またの再開を期待してその時に寄稿する予定のコラム「診察室の風」の予告をさせて頂きます。
私は今年の2月に某医療センターの腫瘍内科医に対して医療センター連携室を通して苦言を呈しました。
「お宅の腫瘍内科医はおかしい。在宅に帰す場合は亡くなる直前よりももっと早く返すべきだ。しっかりと腫瘍内科医に伝えておくように」と強く申し入れをいたしました。
この時の症例:61才女性、すい臓がんの末期
夫と難病をかかえた息子さんの3人暮らし。家庭介護力は厳しい状況でご本人のご希望では最後は病院が良いと。主治医は家に帰るには今しかないと判断し週明けの月曜日に退院予定と連携室を通して私に在宅訪問診療の依頼連絡あり。
今どういう状況か問い合わせたところ、38度前後の熱が出ていて食事は摂れてないという。
結局退院できずに数日後病院で亡くなる。
後日腫瘍内科医から死亡退院報告の手紙が届く。
その中には..........
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