「健康サポート薬局進化論」~顔のない薬局から必要とされる薬局へ
金城学院大学教授 大嶋 耐之
先月、衝撃のニュースが入ってきました。
医薬分業の先駆けとして、また常に象徴的な薬局として君臨してきた『水野薬局』が、日本調剤によって買収されたニュースです。
業界では驚きと戸惑い、そして「一時代の終焉」と波紋は広がる一方です。
著者も、現代表である水野善郎氏とは懇意の仲で、彼の持論あるいは先駆的な発想については、これからの薬局への重要な示唆であると大いに刺激を受けました。
この買収の要因として、「後継者難」「経営ポリシーの一致」と報じられていますが、私には???です。
タイトルにある薬局進化論を論じていくうえで、このニュースはあまりにも逆行していると言わざるを得ません。
今回は、トピック的に「薬剤師の仕事」について焦点を当てたいと思います。
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