クスリ・ヒトが端末になる日~モバイルヘルスの考察について
ヘルスケアコンサルティング 研究員 the_ujin
本集中コラムでは、ICTの進化・普及と共に、激変する環境がこれからの医療にどのような影響を及ぼすのか。その結果、医療のステークホルダーにどのようなものが求められるようになるのかを考察しています。
前回は、ICTのメガトレンドとヘルスケアの産物、「デジタルヘルス」について解説しました。
今回は、情報化のイノベーションとヘルスケアで発生した化学反応、「デジタルヘルス」の中で、医療だけでなく、経済にも最も大きなインパクトをもたらす「モバイルヘルス」について考察してみたいと思います。
近年、産業界・経済界では、ICTによる変革を「Indusutory4.0」の名称で位置づけています。
英国で起こった蒸気機関による「機械化」に端を発し、「電力化」「自動化」に続く「情報化」が4番目の産業革命というわけです。
そして、ヘルスケア業界における産業革命、デジタルヘルスの1つである「モバイルヘルス」とは、高機能化するスマートフォン(スマホ)端末やタブレット端末などの携帯端末(モバイル端末)を利用して行う医療行為や診療サポート行為のことを言います。
ところで、モバイルヘルスの定義や実際の行為はどのようなものでしょうか?
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