平成29年4月の基本料改定! かかりつけ機能が基本料を左右
中小企業診断士 平田雄一郎
平成28年度調剤報酬改定では、かかりつけ機能が全ての点数に関わることとなり、これまでの調剤報酬の常識を根本から見直すこととなった。
そして国は、「かかりつけ薬局/かかりつけ薬剤師」を地域包括ケアシステムの推進のための重要な役割と明確化した。もちろん、全ての薬局が"かかりつけ薬局”を目指すとは限らず、「目指す薬局」「目指さない薬局」が存在することは当然のことかもしれない。
かかりつけ機能は手上げをすれば簡単にできるわけではなく、薬局に勤務する一人ひとりの薬剤師の使命感やモチベーションが何よりも求められる。
注視すべきは、かかりつけ機能を求める国の方針が、多方面にわたって平成28年度調剤報酬改定に盛り込まれていることだ。
さらに平成29年4月には、基本料改定が控えている。その内容は、かかりつけ機能に係る業務を行っていない薬局の評価の見直しである。
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